Japan Council for Quality Health Care
国民の健康と福祉の向上に寄与することを目的とし,中立的・科学的な第三者機関として医療の質の向上と信頼できる医療の確保に関する事業を行う公益財団法人。1995年7月27日に設立された。(1)患者・家族,医療提供者等すべての関係者と信頼関係を築き,協働すること,(2)どこにも偏らず公正さを保つこと,(3)透明性を確保し,社会に対し説明責任を果たすこと,(4)医療の質・安全の向上を支援するため,科学的・専門的な見地から総合力を発揮すること,(5)より高い目標に向かって挑戦し続けること,の5つの価値に基づいて,病院機能評価事業,認定病院患者安全推進事業,産科医療補償制度運営事業,EBM医療情報事業,医療事故情報収集等事業,薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業を実施している。国際医療の質学会(International Society for Quality in Health Care:ISQua)の組織会員として各国の第三者評価機関等との連携を強めているほか,2013年にはISQuaが実施する第三者評価(IAP)を受審,組織認定および評価項目認定を取得し,自らの質の向上に努めている。2016年10月には東京国際フォーラムを会場として第33回ISQua国際学術総会をISQuaと共同で開催した。